徳利?黒じょか?日本酒用?焼酎用? 日本酒を入れる徳利というと皆さんはどんな形を思い浮かべますか? 多くの方はボーリングのピンみたいな細長い形だと思います。 それでは「黒じょか」という酒器をご存知ですか? あらかじめ水で割っておいた焼酎を入れて 日本酒のように燗をするための酒器です。 さて、この酒器は黒じょかなのか?徳利なのか? 焼酎を飲む時には黒じょか、 日本酒を飲む時には徳利だと思ってお使いください。笑 ◆ハイテクな徳利?黒じょか?部分 酒器は約2.5合(450ml)と徳利と考えるとかなり大ぶりな容量です。 ですから、何回もお酒を注ぐ必要がなくて便利です。 そして、ひっくり返して見てみますと、酒器の底の部分が ステンレスになっていて中のお酒が温まりやすくなっています。 酒燗器本体には温度調節レバーがあり、熱燗もぬる燗もお好みで調節できます。 ◆黒じょかの由来 ここでこの酒燗器を焼酎用として使うとしてちょっと焼酎のことを語らせてください。 黒じょかは一言で言えば、焼酎を直火にかけてお燗する土瓶です。 400年前から鹿児島の薩摩地方に伝わる「薩摩焼」の中の 黒さつまという鹿児島の伝統工芸の酒器です。 しかしこの黒じょかは、 漢字では・・・黒直火、黒猪牙、黒千代香、黒千代加、、、 よみでは・・・くろじょか、くろぢょか、くろちょか、、、 漢字も読みもいろいろな説があり、 それによってその読み方の由来まで違うんで困るんです。笑 色々調べてみますと、その中に二つの有力説がありました。 余談ですが、ちょっと紹介しますと、、、 ●黒直火(くろじょか) 黒じょかはとっくりのように湯煎するものではなく、直接火にかけるものです。 それで、じかび⇒じか⇒じょか となったという説が一つ ●黒猪牙(くろぢょか) ちょかとは薩摩地方の言葉で土瓶の総称、 その注ぎ口がイノシシの牙に似ていることから、ちょか⇒黒ぢょか となったという説 他にも、金(かな)じょか(鉄製の湯沸し)、茶(ちゃ)じょか (茶を沸かす土瓶)などがありますが、直接火にかけて 使いますので、長年使い込むことで、どんどん色が黒ずんで くる様子を含めて、この焼酎用の土瓶だけを 特に「黒じょか」と呼ぶのではないかと思います。 ◆一番おいしい焼酎の楽しみ方 まずは焼酎をお好きな割合で水割りにし、2〜3日寝かせておきます。 それを黒直火に入れて、弱火で人肌程度に温めます。 あとはおちょこに注いでチビチビとやってください。 水割りにする水と寝かせ方によって味が大きく変わり、 温かい「燗」にすることでその違いをさらに大きく感じられます。 酒燗器 日本酒 焼酎 テスコム SK31 | サイズ | 幅183×奥行155×高さ168mm | 容量 | 450ml(2.5合) | 消費電力 | 250W | |